2012年6月27日水曜日

6月27日夕方 大甕(おおみか)小学校の見学

27日は午後の活動だけで、少し気分はゆっくり・・・あとは
宿にたどり着くだけ~です。
そんなこともあって、この時期日が長いし、市内のどこかを
見に行くことができるといいね、という話をしていました。

仮設住宅での活動が終わり、夕飯までの間の時間で
村松さんが近くの小学校で植えた花たちを見に行こう!
ということになりました。
先日、花いっぱいキャンペーンの一環として、協会から
お届けした、サカタのタネのサンパチェンスを植えた、との
ことで、しかも、仮設での活動にもご一緒していた方が
その学校に勤務されていたことから、植えるのもお手伝い
されたのだ、というので、ご案内していただきました。

ここ、大甕小学校は、一時期、緊急時避難準備区域の
指定がなされ、閉鎖されてしまっていました。
その期間、子どもたちは市内のほかの小学校で勉強を
続けてきました。
昨年秋に、指定が解除されたのに伴い、グラウンドの土が
職員や保護者たちの手によって除染され、学校が無事
再開されました。(その時のニュース記事
各地への避難によって、生徒数は半分以下になったのだ
そうですが、そんな中だからこそ、子どもたちに安心して
学校に通ってもらいたいと、花を植える活動が、各地からの
支援によって展開されています。

とはいえ、支援が続く、というのは、なかなかに難しいこと。
最初の支援は届いても、その次というのが来なくて、花壇や
プランターがさびしく荒れてしまっている、という光景も
少なくありません。
自治体によっては、そうしたプランターが仮設住宅の狭い
通路をふさぐということで、空プランターの片づけをしている
との話もあります。
花いっぱいキャンペーンのシールを貼ったプランターは
そうならないように!と願い、活動を続けています。

昨年の秋、学校の再開を祝って、花を植える活動が話題に
なった大甕小学校も、その花が枯れたあとの、次の花苗が
なくて困っている、ということで、村松さんが相談を受けた
ところに、協会でサカタのタネのサンパチェンスを届ける
活動を展開すべく、届け先を検討していたのと結び付けて
大甕小学校の花壇にサンパチェンスを植えることになった
のでした。

子どもたちが遊ぶ風景には
なじまない気がするけれど
市内各所に設置された
「線量計」がここにも







グラウンドの縁取りのように
作られた花壇に、サンパチェンスと
マリーゴールドなどの夏の花が
植えられています。








サンパチェンスの説明をする
サカタのタネの社員、小杉さん
サンパチェンスを愛し、知り尽くした
人でもあります


学校の玄関先にも、大きな鉢に
植えられたサンパチェンスが










他の支援先から届いた苗で
きれいな花壇が作られています。
ちょっと珍しい花が多くびっくり。
話しを聞くと、関東の生産者が
種まきで育てた苗を持参して
子どもたちと一緒に植えたのだ
そうです。
今回、奇跡のような出会いをした
サカタのタネ社員さんと市内に
お住まいの方とで、記念撮影♪
この方のお嬢さんが、社員さんと
以前、同じ職場で働いていたのだ
そうです。
出会うべくして出会ったとはいえ
人の縁の不思議さを感じずには
いられませんでした。





この方は、この学校に職員としてお勤めをされていて、サカタのタネから
サンパチェンスが届いたとき、昔、娘が話していた花だと、懐かしく思い
ながら、植えるのをお手伝いくださっていたのだそう。
花が思いをつなぎ、人をつなぐって、「そうだといいな」と思いながら話す
ことはありますが、「本当にあるんだな!」と驚くことも多くあります。
花の活動を長くしてきていながら、花いっぱいキャンペーンを続ける中で
花の力に驚き、花の力を教わることが多くあり、いろいろと大変なことも
ありますが、活動を続ける力をもらっているように思います。
こうした体験と感動ごと、伝え広めていきたいものと、感じます。

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