昨日に引き続き、協会の復興支援活動「グリーンアドバイザーによる花いっぱいキャンペーン」第4弾の模様をレポートします。
今日は釜石市の箱崎町の仮設住宅を訪問しました。
この町も津波の被害がとても大きかった地域です。
カーナビの案内する道は途中から無くなり、ガレキの間の道無き道を迷っているとき、一時は土砂降りの雨となり、スタッフも不安に。。
でも、到着する頃には雨もピタリと止み、晴れ間も覗いてきました。カーナビの案内する道は途中から無くなり、ガレキの間の道無き道を迷っているとき、一時は土砂降りの雨となり、スタッフも不安に。。
今日は、関東から参加のグリーンアドバイザー、みずほ銀行の皆さんのほか、今回県内の皆さんとの連絡にご尽力くださった「希望の花いわて3.11プロジェクト」の皆さん、さらに今回まで全ての活動にご協力くださっている大船渡の細谷さんご夫妻らも加わり、総勢19名のボランティアの参加となりました。また、同じく大船渡から参加の村上さんは、明日の訪問先の宮古まで、トラックで土を運んだり、ダンボールやゴミを引き取ってくださったりと、様々な形で協力してくださいました。
こうした地元の皆さんの協力なしには、このキャンペーンは実施できません。
今回は、仮設住宅にお住まいの方々と一緒に植え込みをする参加型のイベント。花いっぱいキャンペーンでも初めての試みでした。
少々、緊張していた私達でしたが、仮設住宅にお住まいの皆さんは、暖かく迎えてくださいました。
プランターが配られると、皆さん早速、花の苗を選び始めます。
「赤の隣はピンクがいいかしら」 「こっちの組み合わせも素敵よ」
手にした花をきっかけに会話も弾んできました。
それに励まされ、グリーンアドバイザー富永さんによる、「紙芝居」式のレクチャーにも力が入ります。
「今日は5株ずつバランスよく植えましょう。日本人は奇数が好きですからね。七五三とかね!」
「植え込んだ後は水をたっぷりあげてくださいね」
住民の皆さんも、うなずきながら熱心に聞いていました。
さあ、いよいよ植え込みスタート。
実際に土に触れると、皆さん本当に楽しそうで、会話もさらに賑やかになってきました。
「今日は来てないけど、お隣りの分も植えてあげよう」
「植え込むプランターはまだあるのかい?どんどん植えてあげるよ」
ご近所の分を一人で、2個3個と植える方も。
30名ほどの参加者でしたが、気付けば100個のプランターが花でいっぱいに。
実は、それ以外の支援団体が箱崎町に入って活動するのは今回が初めてということで、まごころネットの橋本さんも最初は緊張気味でした。
しかし、始まってみると最後まで住民の皆さんの笑い声が絶えませんでした。
「これまで色々な集まりはあったけど、こんなに盛り上がったことはありません。本当にうれしい。ガレキの山が片付かないのに花なんていらない、という人もいますが、絶対にそんなことはない。支援に順番はつけなくていい。少しずつでもいいから並行してやるべきなんです。みんな花を待っていたんです。トラックから花の苗が降ろされて並べられた瞬間に、砂利だけの地面がパッと明るくなった。やっぱり花が必要だったんだ、とあらためて実感しました」
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