2012年11月2日金曜日

仮設住宅でぷちハーブガーデンづくり(2012年11月2日@気仙沼市田中前仮設住宅)

この仮設住宅は、今年の春に気仙沼市まちづくり推進課から相談を
受けたことから、お付き合いが始まりました。
市街地の中にある空き地に作られた仮設住宅で、道を挟んで南北に
分かれていて、合わせて21戸しかない、いわゆる小規模仮設住宅です。
この春、花を届けたときに、仮設の周辺の地面に、ハーブを植えたい
という相談を受けました。
皆さんで育てて活用できるハーブを植える、ということは、同じ市内の
仮設住宅でも、今年から取り組んでいます。

まずは、6月に各戸にお届けしたプランターの冬に向けてのお手入れ
について。。。チューリップの球根を、皆さんに10球ずつお届けして
いますので、夏~秋の花を抜き取り、土の中にある根っこを取り除き
球根の植え方を伝授。
特に、仮設住宅での活動で感じることですが、皆さん、以前は広い庭を
持っていた方が多いので、庭に花や球根を植えることは、慣れている
ようで、手つきはよいのですが、せま~いプランターの中にぎゅうぎゅう
と詰め込むように植えることは、慣れていらっしゃらないのだなあ、と。
プランターそのものを使うのが初めて、という方も多いのです。
早く、元のように、広い家、広い庭に、暮らせるようになってほしいもの
ですね。



今回、お届けしたハーブの苗は、実はとある企業さんから頂いたもの。
江東区は新木場にあるIT企業、NECソフト株式会社さんからの提供
なのです。
NECソフトの地域貢献事業「チャリティハーブガーデンプロジェクト」で
被災地に送るハーブ苗を、新入社員けんしゅうし木にトライ
されたのだそうで、その苗は、被災地に暮らす人たちに活用してくれる
のであれば寄付します、ということで、分けていただきました。
ローズマリーとラベンダー2種類です。



















もともと、盛り土をして砂利を敷いて作っていることもあり、土があまり
よくありません。
たい肥や石灰を入れて、土壌改良をして植えました。
丈夫な植物なのではありますが、どのくらい生き残ってくれるか??
来年の春にも、様子を見に行くことができるといいな、と思います。

仮設住宅の入り口にも、パンジーやビオラ、ノースポールなどの花を
植えました。
ちょっと花を植えるだけで、ウエルカム!な雰囲気に。。。















作業が終わった後は、お茶タイム。
持ち寄りの漬物や果物、お菓子などで、賑やかなテーブルです。
小さな仮設ですので、お互いに顔を覚えて「また来るね」「また来てね」
という関係が作れるのもいいですね^^
来年もまた、元気に皆さんでお会いできるといいな、と思います。

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