2011年9月19日月曜日

2011年9月19日(月) 花と緑の復興支援活動 in 石巻市大指

翌日は、前日の暑さが嘘のような肌寒い天気。

海岸線を通っての移動の途中では、津波の大きな爪痕を目の当たりにして、あらためて震災の被害の大きさを実感しました。


この日訪ねた大指仮設住宅での活動は、この地域を継続して支援している「西荻PCの会」からの紹介で実施され、当日も同会のメンバー5名が参加されました。

当日は、仮設住宅ができる前に避難所として利用していた林業センター前にて作業を実施しました。













仮設住宅及び近隣住民の皆さんが20名ほど参加し、当日参加できなかった方の分まで手際よく、プランターへの植え込んだ後は、残った花を全員で道路脇の花壇へ植え込んだり、手の空いた人は率先して雑草を取ったりと、住民の皆さんのチームワークと働きぶりは完璧でした。












終了後は、林業センターでお茶やお菓子を振舞われ、住民の皆さんと和やかな会話が弾むひとときとなりました。

2011年9月18日日曜日

2011年9月18日(日) 花と緑の復興支援活動inいわき市小名浜

今回のいわき市小名浜での活動は、8月30日に実施したいわき市の好間保育所での活動にも参加された、いわき市内在住のグリーンアドバイザー、坂本さんが中心となって実施してくださいました。












ご自宅の庭で、地域のバラ仲間と一緒に花を植えたプランターを3か所の病院や高齢者施設などにお届けしてくださいました。












こうしたグリーンアドバイザーの仲間がいたるところにいるということは本当に心強い限りです!

2011年9月18日(日) 花と緑の復興支援活動 in 気仙沼市五右衛門ヶ原仮設住宅

午後は、気仙沼市まちづくり推進課より依頼を受けて、五右衛門ヶ原仮設住宅での活動となりました。

170戸+32戸、隣接した二つの仮設住宅で活動を実施するにはマンパワーが不足することから、気仙沼市社会福祉協議会の協力を得て実施する運びとなりました。













全体を7つのグループに分けて、それぞれにスタッフを配置し、チームごとに作業を実施。












午後もさらに暑さが増す中、それぞれのエリアへ苗や土、プランターを運び、一軒一軒設置するところまでを、住民の皆さん、現地ボランティアの皆さんと一緒に文字通り汗だくで行いました。













終了後の集会場での振り返りの場で、まちづくり推進課の菊田課長が「花は育っていくもの。植え込んだら終わりじゃないところがいい。花をきっかけにして住民同士の輪が広がっていってほしい」と話されていた通り、お贈りした花が入居間もない住民の方同士の触れ合うきっかけになってほしいと願って後にしました。


2011年9月18日(日) 花と緑の復興支援活動 in 気仙沼市南気仙沼小学校

今回は、現地で支援活動を行う「子どもスマイル」というNPOが本キャンペーンを知って応募してくださいました。

この日訪ねた南気仙沼小学校は、津波の被害が甚大で、生徒たちは高台にある気仙沼小学校へ移って授業を受けているということでした。


この中の有志の子供たち42名で花を植え込んで隣の仮設住宅にお届けしようというのが、学校と子どもスマイルとで計画した今回の活動の目的だそうです。


























強い日差しの中、200個近いプランターに花を植え込んだ後は、広い校庭を横切り、重いプランターを仮設住宅まで運びました。









あまりの暑さに我々スタッフも音を上げるほどでしたが、子供たちはがんばってくれました。









仮設住宅のお宅を訪ね、1軒1軒子供たちに花の育て方を読み上げてもらいました。


かわいい子供たちからのプレゼントに、思わず住民の方からも笑顔がこぼれました。






最後は子供たちも達成感いっぱいの笑顔で、とても素晴らしい活動になりました。

2011年9月11日日曜日

2011年9月11日(日) 花と緑の復興支援活動 in 南相馬市大甕復興会

午前中の和太鼓演奏を少し見学したのち、お昼を食べて午後の
活動場所に移動です。
お昼前には雨がやんで、程よく曇った天気となりました。

同じ市内で、移動も10分程度だよ、と、現地の方からお聞きして
いたとおり、あっという間に午後の活動場所につきました。
商店会イベントが行われたのは、市の中心部。
午後はそこから少し南に下り、海に近づいたあたりになります。
「雫地区センター」というところで花を植える作業を行い、近隣の
北原地区センターへは、メンバーのトラックで運ぶのだとか・・・
ちなみに、「雫」と書いて「しどけ」と読むのだそうです。

地区センターも津波の被害を受け、畳などもダメになってしまった
とのことで、大広間の部分の畳があげられていました。
床の間には焼香台が作られていて、亡くなられた地区の方たちの
お名前がありました。
「どうぞ、線香をあげていってください」との声に、みなで順次
お焼香をさせていただきました。
このような体験も初めてで、印象に残る活動となりました。

作業場所の準備は、皆さん手慣れたもの。
あっという間に準備完了です。
花の種類と色を組み合わせて、配置していきます。













いつもの紙芝居レクチャーののち、集まってくださった地域の皆さんと
一緒にどんどん植えていきます。
皆さん、レクチャーについて「こんな風に丁寧に聞いたことはあまり
なかったので、勉強になった」とよろこんでくださいました。













今回、参加くださった皆さんに、肥料をお配りすることになったので
肥料についてもおさらいレクチャーを。












こちらも皆さん熱心に聞いてくださいました。












最後に皆さんで、地区センターの周囲にプランターを並べて仕上げです。













活動が終わったのが午後2時半前ごろ。
地震が起きた時間である、午後2時46分には黙とうの合図が入るとの
ことで、皆さんと一緒に待ちまして・・・厳粛な1分間も体験しました。

今回の活動にエントリーくださったのは、地域で園芸店を営むGAの方で
地域の皆さんにも信頼されていて、本当に頼りになる方でした。
地域の皆さんと、GAの花と緑の知識や技術をつなげることも、今回の
キャンペーンのねらいの一つですが、すでにしっかりとした絆ができて
いることを確認できる機会となったのでした。


2011年9月11日(日) 花と緑の復興支援活動 in 南相馬市原町商店会

9月11日(日)…この日は震災後ちょうど半年ということもあって
あちこちで復興支援イベントが開催されていたようです。
私たちの「グリーンアドバイザーによる花いっぱいキャンペーン」も
同じく、地域の復興支援イベントの中での花植え活動となりました。
これまでとはちょっと趣向の違った活動で、参加者一同わくわく…
とはいえ、あいにくの雨模様。
本降りにならないとよいね、と言いながらの準備開始となりました。

朝8時から準備開始、9時から花植え活動です。
いつものようにプランターにステッカーを貼るところからスタートして
土を入れて花苗を並べて、参加者をお待ちします。
今日は和太鼓フェスティバルという元気が出るイベントで、それを
主催している商店会が「花いっぱいの商店会事業」を展開すべく
このキャンペーンにエントリーされました。

最初に協会事務局長からのあいさつに・・・












おなじみ紙芝居でのレクチャー。













そして皆さん、一気に植えていきます。
参加者は、チラシを見て集まってくださった地域の方たちと、商店会
の皆さんです。












和太鼓イベントの準備の合間に、太鼓のたたき手の方たちも参加
くださいました。












和太鼓フェスティバルの開会セレモニーでは、このキャンペーンの
発案者でもあり、プロジェクトリーダーでもある復興支援特別委員会の
村田委員長も「今日、植えた花たちを、とにかくじっと見てみてください」
とご挨拶。
檀上にも植えたばかりのプランターを飾りました。













植えられたプランターを、各お店に配りに行くトラックです。

かわいがってもらうんだよ~っとみんなで見送りました。



2011年9月1日木曜日

2011年9月1日(木) 花と緑の復興支援活動 in 亘理町 その2

★亘理町での山野草会の皆さんとの活動レポートの続きです。

皆さんで植えた200個のプランターを、町内の施設22か所に届けました。
お届けする際には、水やりと花ガラ摘みのお願いなど、手入れの方法を
お伝えしました。

こちらは仮設の保育園です。
津波で流されてしまったので、内陸部の保育園の敷地内に建てられて
います。
地域の方が、地域のために植えた花を地域に届ける・・・「元気か~い?」
と声をかけながら・・・いい光景です。













まちの施設が集まる場所にある児童館では、スタッフの皆さんが丁寧に
お出迎えくださったので、すかさず、集合写真を・・・













軽トラックには、1度に15個のプランターしか積めませんので、何度も
戻っては積みかえて運びます。
最初は全員で回っていましたが、途中からは3つのチームに分かれて
お届けしました。













途中でお昼休みも・・・土の箱がテーブルになり、持ち寄りの手料理が
並びます。
「これ、おいしい!どうやって作ったの?」「梨がたくさん届いたから
ワインで煮てきたわよ~」「しぼりたてのミルク飲みたいひと~!」
「はぁ~~~いっ!」・・・いつものツアーでは、お昼ご飯はコンビニで
買ってどこかで食べることがほとんどなのですが、今回は大変豊かな
食卓です。












お昼を食べ終わってからも、トラックでのお届けは続きます。
こちらの幼稚園では、ちょうど花が何もなくて、さびしいと思って
いたところだったの!と、大変喜んでいただきました。
「花ガラになっちゃう前にカットして、一輪挿しで楽しんでくださいね」
「それがそのまま、花の手入れになりますから・・・次々につぼみが
あがって、花がたくさん咲きますよ!」とお伝えすると、皆さんとても
喜んでくださいます。












すべてのお届けが終わったら、午後3時半過ぎになっていました。
作業場所に戻ると、皆さん、後片付けをしながら待ってくださっていて
お茶タイム。
この時も土の段ボール箱が大活躍です^^












このあと、駅まで送っていただく間に、津波の被害を受けたエリアを
ご案内いただきました。
どこも見るのがつらい風景ばかりです。

今後、花と緑の復興支援活動として、どんなことが考えられるのか
何が必要で、何ができるのか、そんなことを考えながら、亘理町を
あとにしました。

2011年9月1日(木) 花と緑の復興支援活動 in 亘理町 その1

9月1日(木)今日も朝イチの新幹線移動です。
仙台駅で在来線に乗り換え、東北本線で「岩沼」駅へ。
今日は、地元で活動している「亘理山野草会」の皆さんの活動の
応援参加。
ふだんから、植物に親しんでおられる方たちですが、園芸植物の
扱いは、ちょっと弱いので、とのことで、まさにアドバイザーとして
2名のスタッフにて、参加してきました。

亘理町はその面積の半分くらいが津波の被害に遭ったまちです。
沿岸部はがれきが整理されて、一面荒野と化していましたが・・・
元気な方たちが、まちの元気のために!と、頑張っている様子が
伝わってきます。
今回、活動場所を提供くださったのは、地元で農業を営む三品さん。
山野草会の会員さんです。
広い庭には牛舎があり、乳牛と一緒に暮らしていらっしゃいます。
(お昼のとき、しぼりたての牛乳をいただきました!!)












簡単に手順を説明してスタートです。













グリーンアドバイザースタッフが、花の組み合わせ例を説明します。
植え込む前に、花ガラを摘むなど、ちょっとした手入れをお願いしたの
ですが、さすが、皆さん、ふだんから植物と親しんでおられることから
とても丁寧に手入れをしてくださいました。












こちらは、プランターへの土入れ部隊。
「これはいい土だねえ」「ふかふかだよ」と話しながら、プランターに
土を8分目くらいずつ、どんどん入れていきます。












植物の配置例を見ながら、皆さんでどんどん植えていきます。
おしゃべりしながらの楽しい活動・・・皆さん気持ちの良い方ばかりで
初対面の私たちも、すっかりお仲間の気分です。












できあがったプランターをトラックに積み、お届け先への出発準備。
今回、トラック3台で200個のプランターを配り歩きました。












「お届け編」は、続きの記事としてまとめますね^^